インプレッション マクロ

最初に選んだレンズはキャノン100mmマクロUSM。
これを20Dに取り付けると35mmフィルム換算160mm相当の超望遠マクロになります。
私にとっては長すぎる気がするのですがEF50mmマクロは設計が古すぎて使う気になれません。(持ってたけど今回処分してしまいました)
ポートはINONのMRS100ポート・タイプU、磁石の力でピントリングをポートの外側から陸上同様に回せるというすばらしい物です。普通のポートのように小さなピントダイヤルをくるくる何度も回さねばならないのと比べると抜群の操作性です。
これをフルマニュアルフォーカスで使用するのも良いのですが、今回は主にオートフォーカス後マニュアルで微調整する使い方をしました。
以前使っていたEOS−KISS+旧型EF100mmマクロではオートフォーカスではほとんど迷いっぱなしだったのが20D+新型USMレンズではかなりの確立で合焦します。そのままカメラ背面のボタンでフォーカスロックしてマニュアル微調整または身体を前後させての腕力フォーカス。

露出はマニュアル。キャノンの特徴としてストロボ撮影時の絞り優先モードではスローシンクロが基本となっているため絞りにあわせてシャッタースピードがどんどん遅くなります。
20Dではカスタムファンクションでストロボ同調速度上限の1/250に固定することも出来ますが、背景色を調節したいときもあるのでマニュアルでSSを選びます。

ISO感度は内蔵ストロボを使う場合400以上で撮ることがほとんどでした。20Dの内蔵ストロボガイドナンバーは陸上で13(ISO100/m)なのでISO400では2倍のガイドナンバー26のストロボとして使えます。これはNIKONのSB105やSEA&SEAのYS90シリーズと比べても強いストロボとなります。そのため、ISO100で使うよりもリサイクルタイムの短縮が図れます。
幸い、20Dは高感度に強いのでISO800位までなら私にとって画質に不満ありませんのでこれでいいのです。
もし、内蔵ストロボは水中では光量不足と思ってる人はその理由を考えてみてください。もちろんフィルムカメラでベルビアなどの低感度フィルムを使いたい場合やデジタルカメラでも高感度にすると極端に画質が低下する場合にはお勧めできません。

ハウジングにはポート先端上部にDIV製スーパーディフューザーを取り付けています。これを付けない場合、最短撮影距離付近でわずかにポートでストロボ光がケラレます。
もちろんストロボ位置が固定されているので、影のコントロールなどは出来ませんが普通に撮るにはこれで十分、2灯ストロボをポートに固定したまま両方TTLで撮っているのとあまり違いが無いのではないでしょうか?

ただ、今回の撮影でこの組み合わせの弱点も出てきました。
どうやらこの組み合わせの場合オートホワイトバランスでは全体に茶色っぽい画像になってしまうのです。
カメラのオートホワイトバランスがどの時点でホワイトバランスを決めているのかはわかりませんが、もしかすると内蔵ストロボを使用する場合はあらかじめセットされたホワイトバランスに固定されるのかもしれません。それで実際に水中で使うときにはストロボの色温度低下分を計測しないためこのようなホワイトバランスになってしまうのかもしれません。
RAWで撮影したものを20D付属の画像調整ソフトDPPで調節すると5000ケルビン以下でおよそ茶色い傾向がなくなります。
この傾向はホワイトバランスをマニュアルでセットするか今回のようにそのまま撮ってあとでDPPで補正することで解決できるので深刻な問題とは捉えていません。 もう一つは全体に調光が1段くらいアンダーになります。これも事前に知っていれば調光補正で対処できます。

もっとも、この傾向は外部ストロボを使うと現れないので、内蔵ストロボを使いたい私だけの問題かもしれませんね。

オリジナル色温度5000Kに指定、露出+1補正

インプレッション ワイド:

ワイドレンズはシグマAF15mmフィッシュアイ。これにイノンのフィッシュアイポートですべてオートフォーカスで撮りました。
量販店でも4万円以下で買えるコストパフォーマンスに優れ、。そのくせ、最短撮影距離は15cmのワイドマクロも得意な良いレンズです。
ただし、20Dに着けるとフィッシュアイ効果はほぼ無くなり、標準ワイド24mm位の感覚になります。
水中では対角180度フィッシュアイレンズはかなり使われていて私もEOS−KISSで使ってましたが、実際には相当難しいものです。被写体に寄ることはどのレンズでも基本ですがフィッシュアイレンズの場合は「これでもか」って言うくらい寄った上でさらにもうひとがんばりする覚悟がいります。
それに比べると20Dで使う場合は気楽に使えるので結構気に入っています。
キャノンではニコン10.5mmのようなAPS−Cサイズでフィッシュアイとして使えるレンズが無いので現状でもっと広角を使いたい場合はEF−S10−22をワイド端で使うかシグマやトキナのワイドズームかシグマの全周魚眼8mmなどわずかな選択肢しかありません。
キャノンAPS−Cサイズ用フィッシュアイレンズの登場が待ち遠しい心境です。出来ればシグマで出してくれないかなぁ、キャノンだと高価すぎて買えないかも。

ワイド撮影ではさすがに内蔵ストロボは使えないのでSEA&SEAのYS90AUTOを1灯使っています。フィッシュアイレンズとはいえ20Dでは画角が狭いので1灯だけでまかなえます。

私の計画ではワイドは絞り優先オートでお気楽に撮る予定でした。しかし水の色が見た目より明るくなる傾向があったのでマニュアルで撮ることが多くなってしまいました。

BackTopNext